アトピー性皮膚炎の新薬デルゴシチニブ軟膏の2つの濃度(0.25%と0.5%)の効果と安全性を、子どもを対象に比較した研究の報告。 ■ デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は日本でもアトピー性皮膚炎に使える新しい薬で、0.25%と0.5%の2種類があります。 ■ 6ヶ月以上の子どもから大人まで使えますが、子どもには主に0.2...
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赤ちゃんの皮膚バリア機能の変化と、アトピー性皮膚炎発症の関係を探る新たな研究成果が注目されています。 ■ 世界的に見ると、アトピー性皮膚炎は4歳未満の小さな子どもで最も多く見られます。 ■ 1歳までに診断されることが多いことがわかっていますが、のちにアトピーを発症する赤ちゃんでも、生まれた時には症状が見られません。 ■...
アトピー性皮膚炎の新薬デュピルマブ。多くの患者に効果があるものの、効果の予測因子を探る研究が進んでいます。 ■ アトピー性皮膚炎は、遺伝子や免疫システム、皮膚のバリア機能、細菌叢、環境要因など、様々な要因が複雑に絡み合って起こる慢性的な皮膚の病気です。 ■ 最近の研究では、アトピー性皮膚炎に9.2%がかかっていて、特に...
子どものアトピー性皮膚炎に広く使われるようになってきたデルゴシチニブとジファミラストの効果を統計的に比較した研究が報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎に対する抗炎症薬はどんどん増えてきています。 ■ 外用治療には、従来からステロイド外用薬やタクロリムス軟膏が使われてきましたが、外用JAK阻害薬デルゴシチニブ(商品名コ...
日本でアトピー性皮膚炎に有効性が示され保険適用になっているデルゴシチニブが、慢性手湿疹に効果的であることが、Lancetに報告されました。 ■ 慢性手湿疹は、手や手首に湿疹が長期間続く病気で、痒みや痛みが伴います。この病気は女性に多く見られ、仕事や日常生活に支障をきたすことがあります。 ■ アトピー性皮膚炎における合併...
XBB株対応コロナワクチンは、18歳以上にも有効か? ■ 2023年、アメリカでは新しいタイプの新型コロナウイルス(XBBとその亜系統)が流行しました。 ■ このXBBは、2022年後半に流行していたBA.4やBA.5とは少し違う特徴を持っていました。 ■ そのため、アメリカの食品医薬品局(FDA)は2023年9月11...
クループは幼児に多い呼吸器の病気で、夜間の救急外来受診の原因になりやすい。そして、クループに冷たい空気が有効か、ランダム化比較試験で調査されました。 ■ クループとは、赤ちゃんや小さな子ども(6ヶ月から3歳くらい)に見られる、上気道(喉頭や気管)が炎症を起こし腫れることによって引き起こされる病気です。 ■ そして、オッ...
デュピルマブは、アトピー性皮膚炎などの治療に使用される新しい薬剤です。長期使用の効果と安全性に関して、知見が増えてきています。 ■ デュピルマブは、アトピー性皮膚炎(AD)に使用される生物学的製剤です。 ■ 日本では2018年に成人から使用できるようになり、小児では2023年から生後6ヶ月から使用できるようになりました...
アトピー性皮膚炎治療の外用薬、新旧さまざま。効果や安全性を比較した新しい研究結果が報告されました。 ■ アトピー性皮膚炎の治療には、主に皮膚に直接塗る薬が使われています。 ■ ステロイド外用薬は70年以上の歴史がありますが、最近では新しいタイプの薬も開発されています。 ■ 例えば、タクロリムス、JAK阻害薬、PDE4阻...
医療現場での課題として注目されている『注射針への恐怖心』の実態と影響は? ■ 治療や検査において、『注射』は必要な処置ですし、変わる方法がない場合も少なくありません。 ■ しかし、針を使う処置を極端に怖がり避ける『針恐怖症』は、医療現場で重要な問題となる場合があります。 ■ 針恐怖と針恐怖症は似ていますが、針恐怖症はよ...
妊娠中の母親の食事と乳児期の食事は、子どものアレルギーのリスクに影響するか? ■ 妊娠中のお母さんの食事が、生まれてくる赤ちゃんのアレルギーリスクに影響を与える可能性があることが指摘されています。 ■ 例えば、妊娠中にビタミンDをしっかり摂ると、子どもの喘息リスクが下がる可能性などが示されています。 ■ また、妊娠中の...
アレルギー治療の進歩により、喘息やアトピー性皮膚炎向けの新薬「生物学的製剤」が登場したが、抗薬物抗体(ADA)の発生が注目されています。 ■ アレルギーの治療法は、大きく進歩してきています。 ■ たとえば重症の喘息患者やアトピー性皮膚炎に向けた「生物学的製剤」がさまざま上梓されています。 ■ たとえば、喘息に対してはオ...
皮膚の状態が食物アレルゲンの吸収に影響し、全身症状の重症度に関わる可能性があります。 ■ 皮膚に付着した食物アレルゲンで強い症状が起こり得るか?という質問があります。 ■ なお、皮膚に付着してその部分が赤くなった、食物がついた手で目をこすって目が腫れた…などは重症とはとらえないこととします。 ■ あくまで、皮膚に付着し...
木の実類アレルギーは、そもそも寛解しがたい。しかし、一部寛解する例があることが報告された。 ■ はじめてコロナに罹患してしまい、少々更新がとだえました。 ■ KP3株らしく、咽頭痛と発熱が長引きました… ■ まだ療養中ですが、仕事再開後はさらに忙しくなることが予想されるので、少しずつ頭を動かし始めたいと思います。 ■ ...
小児期の環境と、大人になったときの汗の量は関係する? ■ ヒトは汗をかくのがとても上手な動物です。 ■ チンパンジーと比べると、ヒトの体には10倍も多くの汗腺があります。 ■ これは、ヒトの祖先が暑い環境で活動するようになったときに進化したと考えられています。 ■ ヒトの祖先がいつ頃から現代人のような汗のかき方ができる...
乳児疝痛は生後数か月の赤ちゃんに見られる激しい泣き症状。乳児疝痛後の問題への影響が示唆されてきており、大規模研究で詳しく調査された。 ■ 乳児疝痛、コリックや黄昏泣きとは、赤ちゃんが理由がはっきりしないまま激しく泣き続ける症状のことです。 ■ この症状は、赤ちゃんが生まれてから数か月間に起こることが多く、時間が経つと自...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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