伝染性軟属腫(水いぼ)に対し、漢方薬であるヨクイニンを使用するケースがあります。
■ 伝染性軟属腫(水いぼ)の治療は、摘除以外にはエビデンスに乏しく難渋することもあります(摘除する、しないに関してはこの記事では論じませんが、過去記事もご参照ください)。
■ 軟属腫に対し「ヨクイニン」を使用するプラクティスがあり、個人的にはときどき処方します。
■ しかし、軟属腫に対するヨクイニンのエビデンスは極めて乏しく、和文の報告ですが二重盲検比較試験をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2歳以上15歳以下の軟属腫患児をヨクイニン群162人、プラセボ群169人で4週、8週、12週の結節数を比較したところ、
✅ 有用度および試験開始後4週時の結節残存率において、ヨクイニンはPlaceboに比し優れる傾向だった(8週、12週では差はなし)。
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