伝染性軟属腫(水いぼ)の治療は、摘除・カンタリジン・サリチル酸・イミモキドのどれが優れるか?

伝染性軟属腫(水いぼ)の治療は、(日本では使用できない方法も含め)摘除以外にもいくつかあります。

■ 伝染性軟属腫の治療として、摘除以外には例えば、カンタリジン(日本では使用できない)、サリチル酸(角質溶解剤)、イミキモド(あまり使用されない)などがあります。

■ それぞれ一長一短と思われますが、それらの治療効果を比較したランダム化比較試験がありましたのでご紹介します

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

1歳から18歳までの小児124人における伝染性軟属腫に対し、①摘除術、②カンタリジン、③サリチル酸+グリコール酸の併用、④イミキモドの、4種類の治療を比較するランダム化比較試験を実施し、有効性を比較したところ、

 ✅ 軟属腫の治療として1回、2回、3回の来院を必要とした患者は、摘除術では80.6%・16.1%・3.2%、カンタリジンでは 36.7%・ 43.3%・ 20.0%、サリチル酸+グリコール酸では53.6%・ 46.4%・0%、イミキモドでは 55.2%・41.4%・3.4%だった。

 ✅ 副作用の発現率は、摘除術群 4.7%、カンタリジン群18.6%、サリチル酸+グリコール酸の併用群53.5%、ミキモド群23.3%だった。

 

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