『ライノウイルス』は、風邪の原因ではもっとも多い原因ウイルス。
■ ライノウイルスとは、100種類以上もいる『鼻かぜウイルス』として、さらには喘息発作のきっかけになるウイルスとしても有名です。
■ 9月から10月にかけて流行することが多く、『保育園にはじめて行き始めた年』の山ともいえます。
論文(Clinical therapeutics 2002; 24:1987-97.)から引用。ライノウイルス感染のピークは9月から10月。
■ では、10月を超えれば、ライノウイルス感染の心配は大きく減るのでしょうか?
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
出生コホート研究(COAST試験)に登録された289人中285人に対し、生後12か月までのライノウイルス(HRV)感染と症状を検討したところ、
✅ 春と秋に季節的ならいのウイルス感染による有症状のピークがあるものの、夏より冬に、ライノウイルス感染による中等症以上の症状(MSI) を起こす可能性が 5~10 倍高かった(P < 0.0001)。
✅ HRV-A型(オッズ比; 8.2)、HRV-C型(オッズ比 7.6)は、HRV-B型に比べてMSIを引き起こす可能性が高かった。
スポンサーリンク(記事は下に続きます)