小児からの新型コロナ感染拡大は、どの年齢からのリスクが高いか?
■ 新型コロナの感染が拡大し、夏休みのおわりが近づいてきました。
■ これまでは、コロナ拡大における学校に関する影響は比較的軽微なのではないかという報告が多かったです。
■ 一方で、デルタ株の比率が高くなり、小児が起点になる懸念が高くなってきています。
■ 最近のJAMA Pediatricsに、小児からの感染は、年少児からのほうが伝播力が高いのではないかという報告がありました。
■ その報告を共有します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
カナダのオンタリオ州で行われた人口ベースのコホート研究で、家庭内で小児が感染の起点になった例を検討したところ、
✅ 6280世帯で小児の指標症例が発生し、1717世帯(27.3%)で二次感染が発生していた。
✅ 新型コロナを家庭内接触者に感染させる確率は、0~3歳児が14~17歳の子供に比べて最も高かった(オッズ比1.43; 95%CI 1.17~1.75)。
スポンサーリンク(記事は下に続きます)