食物アレルギー(診断) ゴマに対するアナフィラキシーの診断には、Prick to Prickテストが有用かもしれない ゴマアレルギーに関し、負荷試験前にどのように鑑別をするのかが悩ましい状況です。 ■ ゴマアレルギーの診断は、なかなか難しいものです。 ■ ゴマ特異的IgE抗体価のカットオフ値が7.97kU/Lで感度83.3%、特異度48.2%という報告があり、特に特異度が低いのです。 ■ そして、Ses i 1というコンポーネント検査... 2021年4月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 食物アレルギーを予防する『早期離乳食開始』が、困難になる要因はなにか? 早期離乳食開始は、たしかに食物アレルギーを予防するかもしれない。しかし、開始が困難な場合もすくなくない。 ■ 離乳食を早期導入による食物アレルギーの予防策はひろく認識されるようになってきました。 ■ EATスタディは生後3ヶ月から離乳食を開始する群と6ヶ月から始める群を比較した大規模研究です。 ■ しかし実際には、... 2021年3月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 早期離乳食開始による食物アレルギーの予防効果は、湿疹がある群にもっとも強くはたらく 乳児期の湿疹が、その後の食物アレルギーの発症リスクになることがはっきりし、一方で離乳食早期開始が食物アレルギーの発症予防に有効であることがわかってきています。 ■ EATスタディは、『早期離乳食開始』により食物アレルギーの発症予防を試みた、初期の研究です(と言っても2016年ですが…)。 ■ 離乳食を生後3ヶ月から開始... 2021年3月22日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 鶏卵アレルギーのある児は、他の家禽(うずら・ハト・ガチョウ・七面鳥など)の卵にどれくらい感作されているか? 鶏卵アレルギーのある子どもは、他の家禽の卵にどれくらい感作されているか? ■ 鶏卵と他の家禽の卵、たとえばうずらの卵は高率に交差すると考えられています。 ■ たとえば一般的には、鶏卵アレルギーがある場合にはうずらの卵も除去食を指導することになります。 ■ しかし、うずらの卵だけ症状があるお子さんなども経験し、実際にどれ... 2021年3月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 軽症の卵アレルギー児の経口免疫療法としては、家庭で週ごとに増量するより、病院に受診ごとに増量し維持した方が、有効かもしれない 卵の経口免疫療法に関し、家庭で増量するか?病院で増量するか? ■ 経口免疫療法は、どのように摂取していくかが、まだ十分きまっていません。 ■ 一般的には、毎日食べながら1週間ごとに微量増やしていくというのが多いと思います。 管理人注 経口免疫療法は、家庭で自己判断で実施する治療ではありませんので、専門医にご相談ください... 2021年3月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳3mLを長期間継続して摂取すると、25mLを摂取できるようになる率が徐々に増加する 乳アレルギーのある児が、定期的に乳を少量継続のんでいても1年では有効性が低いようだという報告があるものの、『長期間続けていると効果が上がってくる』という報告がなされました。 ■ 低用量で継続して同じ量で継続して摂取していると、だんだん摂取できる量がふえてくるという報告があります。 ■ たとえば卵や小麦、ピーナッツなどが... 2021年3月8日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ハイリスクの乳児のピーナッツ導入前の検査では、Ara h2特異的IgE抗体価が有用である ピーナッツの早期導入が推奨されるようになり、事前の検査をどうするかが議論されている。 ■ LEAP試験が報告されたあと、ピーナッツを乳児期に導入することが推奨される様になってきています。 管理人注 ピーナッツそのものを乳児に導入することは気道に入ると危険であるため、ピーナッツバターなどが推奨されています。 その場合、ク... 2021年3月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 卵のコンポーネントに複数感作されていると、卵アレルギーが治りにくいかもしれない 初期の段階で、卵アレルギーの予後を予測することは重要かもしれない。 ■ 卵アレルギーは、乳児期におけるもっとも多い食物アレルギーです。 ■ 一部は自然に寛解しますが、一方で長く持続する場合もあり、予後を予測することは重要です。 ■ もともとの特異的IgE抗体価が高い、アトピー性皮膚炎の存在、12ヶ月間の特異的IgE抗体... 2021年2月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 魚のトロポミオシンアレルギーは、貝アレルギーと関連するか? 魚アレルギーの患者さんは増えているが、その他の海産物との交差抗原性に関する報告は不足している。 ■ 魚アレルギーは増えている印象ですが、対応に苦慮することも少なくありません。 ■ 魚アレルゲンは主にパルブアルブミンが原因抗原とされていますが、最近トロポミオシンが原因となることも報告されてきています。 ■ トロポミオシン... 2021年2月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 卵アレルギーは、診断後12ヶ月間の卵白特異的IgE抗体価の減少率が大きいと寛解しやすい 卵アレルギーは、自然に改善することが多いとはされているものの、一部は寛解せずに長期化する。 ■ 卵アレルギーは、自然寛解(自然によくなる)傾向があることが知られています。 ■ しかし、先行研究でも、もともとの特異的IgE抗体価が高いなどあると、寛解しにくいことが知られています。 ■ 最近、韓国から、卵の寛解は『診断から... 2021年2月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 乳児期と、より高い年齢での食物によるアナフィラキシーに違いはあるか? 乳児期早期に離乳食を導入するというテーマが注目されており、そのリスク評価が求められている。 ■ ピーナッツを離乳食に早期導入するとピーナッツアレルギーが減るというLEAP研究が発表されたあと、離乳食を早期導入することに関心が集まってきています。 ■ 一方で、早期導入することのリスクに配慮する必要があります。 ■ 乳児期... 2021年2月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 『ピーナッツ早期導入前のアレルギー検査』は、どれくらい過剰に診断し、どれくらい見逃す可能性があるのか? 『離乳食前のアレルギー検査』は、どれくらい過剰に診断し、どれくらい見逃す可能性があるのか? ■ LEAP試験では、『乳児期早期発症の湿疹および/または卵アレルギー』のある児は、ハイリスク群としてあつかい、事前に皮膚アレルギー検査(プリックテスト)を行っています。 ■ この基準であれば、ある程度許容される事前検査でしょう... 2021年2月16日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 乳児期の顔の湿疹は、乳アレルギーのリスクになるかもしれない 乳児期の湿疹、どの箇所にあると食物アレルギーのリスクになりやすいか? ■ 乳児期の湿疹が、その後の食物アレルギーのリスクになることは、多くの研究であきらかになっています。 ■ では、どの箇所や性状の湿疹があると、食物アレルギーのリスクがより高くなるのでしょうか? ■ 最近のレトロスペクティブな症例対照研究をご紹介します... 2021年2月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 離乳食の導入時にリスクが高い乳児を鑑別するために、湿疹以外にどのような点が着目されるか? 離乳食導入時、どんな因子があると発症予測ができるか? ■ 生後半年から卵を早期導入するという『鶏卵アレルギー発症予防に関する提言』が示されてから、離乳食の導入時のリスクに関心があつまっています。 ■ そして、『湿疹』が、その導入時のリスクに大きな影響があることは確かで、家族歴以上の影響があることが報告されています。 ■... 2021年2月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 家族のピーナッツアレルギーと本人の湿疹の既往、どちらが強くピーナッツアレルギーの発症に関連するか? 家族歴と湿疹の既往。どちらのほうがピーナッツアレルギーの発症に強く関連するか? ■ 乳児期の湿疹は、その後の食物アレルギーの発症リスクとして大きな影響を及ぼすことがわかっています。 ■ 最近、ピーナッツの離乳食早期導入が、ピーナッツアレルギーの発症を予防することがあきらかにされました。 ■ 一方で、卵アレルギーの発症予... 2021年1月25日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 鳥の羽と卵黄中の蛋白質αリベチンが交差して起こる『bird-egg症候群』とは 卵黄アレルギーは少ないのですが、成人女性に多いと言われる”bird-egg症候群”は、卵黄中のアレルゲンが交差して起こるとされています。 ■ 小児で多い卵アレルギーの多くは、卵白中のアレルゲンによって引き起こされます。 ■ ですので、混入さえなければ、多くは卵黄は摂取可能で、『微量混入』である『卵黄つなぎ』は摂取できる... 2021年1月16日 pedallergy2016