じんましん(原因) 皮膚描記症は、食事により悪化するかもしれない 皮膚描記症は、食事前後で起こりやすさが変わるか? ■ 皮膚描記症とは、皮膚をこするとミミズ腫れがでてくるというものです。 ■ じんましんの一型といえますが、その皮膚描記症を食事前後に実施するというオリジナリティの高い研究結果がJACIに報告されていました。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 症候性皮膚描... 2022年2月16日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 複数・少量の食物負荷でも、一定の免疫寛容を誘導するかもしれない 食物アレルギーにおける経口免疫寛容誘導療法は、まだ改良の余地がおおきいです。 ■ 経口免疫療法は、リスクがどうしても十分に排除できないこともあり、標準療法とは言えません。 ■ 少量定量で維持するという方法が提案されていますが、『どれくらい少量だと有効か』に関してはあきらかではありません。 ■ 最近、Allergy誌に、... 2022年2月15日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 思春期における新型コロナワクチンの有効性はどれくらいか? 子どもに対する新型コロナワクチンの有効性が明らかになってきている。 ■ 日本でのワクチン接種率が上昇し、今後はブースター接種と子どもに対する接種が焦点になってくるのではと思います。 ■ そして最近、NEJMに12歳から18歳の新型コロナワクチンの効果に関する報告がなされましたので共有します。 この論文でわかったことを... 2022年1月21日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) JAK阻害薬ウパダシチニブ(リンヴォック)を日本人に投与した第三フェーズ試験の結果は? 内服JAK阻害薬が、12歳以降の重症アトピー性皮膚炎に使用できるようになりました。 ■ 内服JAK阻害薬は、重症のアトピー性皮膚炎に使用することができるようになりました。 ■ 薬価は高価であり、処方できる条件などに制限がありますが、有効性は高い薬剤です。 ウパダシチニブのアトピー性皮膚炎への適応拡大について(日本皮膚科... 2022年1月9日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 寄生虫感染は、アレルギーを改善させるのか? 寄生虫感染で、アレルギーは軽くなるのか? ■ 先日、感染症大全という本を読んでいました。 ■ 内容は濃密でとてもおもしろかったのですが、寄生虫の解説のところで『寄生虫を駆虫したからアレルギーになりやすくなる』という趣旨の話が記載されていました。 ■ 以前、寄生虫感染をするとIgE抗体が多量に産生され、競合的に他のIgE... 2022年1月4日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) ネコと住んでいる喘息患者は、ネコアレルゲンに対する防御能は上昇するが、喘息薬の減量までの効果はない ネコに対してアレルギーのある人は、そのアレルゲンへの防御能をもつIgG4抗体も産生している。 ■ ペットに対するアレルギーは、喘息やアレルギーに対しマイナスの影響を及ぼします。 ■ イヌやネコアレルゲンにより、全米で毎年50万~100万件の喘息発作が起きているといった報告もあります。 ■ 一方で、ペットを飼っていると、... 2021年12月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 小麦依存性運動誘発アナフィラキシーに対し、小麦舌下免疫療法が有効かもしれない 小麦依存性運動誘発アナフィラキシーに対する、予後や治療は定まったものはない ■ 小麦依存性運動誘発アナフィラキシーは、小麦を食べたのみ、もしくは運動のみでは症状が誘発されず、小麦をたべて運動をすると症状が誘発されるという、やや稀な食物アレルギーです。 この投稿をInstagramで見る ほむほむ(@homuhomu... 2021年12月28日 pedallergy2016
小児科(総合) 新規片頭痛治療薬、抗CGRP抗体(ガルカネズマブ)の有効性は? ガルカネズマブ (商品名エムガルティ)が、他剤の有効性の低い片頭痛への保険適用となりました。 ■ 片頭痛治療薬は、この20年程度あたらしい治療薬が現れていない状況でした。 ■ そのような中、今年になって抗 CGRPモノクローナル 抗体が、18歳以上の他剤の有効性が不十分な片頭痛に保険適用となりました。 ■ 日本で行われ... 2021年12月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) タクロリムス(プロトピック)軟膏は、10年に渡り観察しても悪性腫瘍の発生リスクをあげない(APPLES試験) タクロリムス(プロトピック)軟膏に関して、『がんとの関連に関する説明の必要性』が撤廃されました。 ■ タクロリムス(プロトピック)軟膏は、2003年から日本でも小児に使用できるようになりました。 ■ ステロイド外用薬が、長期間おなじ場所に塗ると、皮膚の菲薄化(うすくなる)、毛細血管血管拡張などが発生することで問題を起こ... 2021年12月21日 pedallergy2016
小児科(総合) 砂糖のはいっている飲料の価格が上がると、肥満の子どもが減るかもしれない 加糖飲料の消費量が減ると、肥満が減るのか? ■ メキシコでは、2014年1月にソーダ、エナジードリンク、ペットボトルのお茶、果汁飲料、フレーバーウォーターなどの糖分を含む飲料に対して、1リットルあたり1メキシコドル(0.08米ドル)(約10%)の課税をはじめました。 ■ その結果、加糖飲料の購入量は平均で約8%減少し、... 2021年12月14日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 草むらや芝生に寝転んで、全身じんましんを発症した4歳男児の報告 花粉へ感作している子どもが増え、花粉がじんましんの原因になっているのではと思われる例が増えてきた印象があります。 ■ 最近、年齢が低いお子さんでも花粉に感作していることが増え、草むらなどで予想外のじんましんを発症するなどを聞くことが増えました。 ■ また、雑草花粉の飛散がおおい場所で運動をしてアナフィラキシー様の症状を... 2021年12月12日 pedallergy2016
感染症(診断) ノロウイルスとロタウイルスにおける軽症胃腸炎関連けいれんの違いは? 軽症の胃腸炎にともなう、熱性痙攣に有効なジアゼパムが効きにくい痙攣があります。 ■ 胃腸炎の流行がはじまっています。 ■ そして小児に、ウイルス性胃腸炎に伴いけいれんを起こすことがあります。 ■ 発熱もなく繰り返し起こすことがおおいため、てんかんや脳炎などの区別が必要となり、これまでは一番多い原因はロタウイルスによる... 2021年12月8日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) 妊娠中のフェキソフェナジン(アレグラ)の内服は、先天異常のリスクを増加させない 妊娠中の薬剤に関して、心配される方は少なからずいらっしゃいます。 ■ 妊娠中の薬剤に関しては、気にかかる方が多いテーマです。 ■ 私は小児科医ですが、妊娠中の方に質問されることもよくあります。 ■ これから花粉症の季節になることもあり、抗ヒスタミン薬の使用に関して気にかかる方もいらっしゃいます。 ■ 一般的に、妊娠中の... 2021年12月5日 pedallergy2016
感染症(予防接種) mRNAワクチンによる心筋炎は、若い男性に多い mRNAワクチン接種後の心筋炎に関する報告が増えています。 ■ mRNAワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎になる方がいることは、おおむね共通認識になっているといえます。 ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。(厚労省) ■ そのデータは、世界的にも集積されるようになってきており、最近、N... 2021年12月2日 pedallergy2016
小児科(総合) 夜尿症に対するアラーム療法は、睡眠前に水分負荷をしたほうが夜尿が改善する可能性があがるかもしれない 夜尿症に対するアラーム療法は、有効な治療ですが、再燃が問題点としてあります。 ■ 夜尿症は少なくない疾患ですが、治療のファーストチョイスとしてはデスモプレシンもしくはアラーム療法(併用もあり)です。 ■ アラーム療法は薬物を使わない方法ではあるものの、再燃が多いことが問題点として挙げられます。 ■ 一方で、デスモプレシ... 2021年11月29日 pedallergy2016
じんましん(予後) 慢性じんま疹の有症率はどれくらいなのか?:メタアナリシス 慢性じんま疹の有症率を検討したメタアナリシスが発表されています。 ■ 6週間以上続く蕁麻疹である慢性じんま疹は、すくなからずみられる病態です。 ■ しかし、メタアナリシスはこれまで殆ど行われておらず、個人的には地理的に近い韓国の報告を参考にしていました。 ■ 慢性じんま疹には地域差があることがわかっており、そのこともア... 2021年11月28日 pedallergy2016