食物アレルギー(治療) 日本における、重篤な牛乳アレルギーの小児に対する経口免疫療法の結果は?(ORIMA試験) 年齢が長じるまで継続した乳アレルギーのリスクは高く、治療も簡単ではない ■ 年齢が高くなるまで継続した乳アレルギーは、世界的に大きな問題として指摘されるようになっています。 ■ 経口免疫療法はひとつの治療選択肢として提示されますが、重篤な乳アレルギーに対する成功率は高くはありません。 ■ 最近、日本における乳の緩徐経口... 2021年5月16日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブは6歳から12歳の重症アトピー性皮膚炎に有効であり、52週間投与でも安全(LIBERTY AD PED-OLE試験) デュピルマブが今後、小児適応がひろがってくることが期待されています。 ■ デュピルマブ(デュピクセント)は、成人では重症アトピー性皮膚炎にひろく使われ始めています。 ■ 小児では、12歳以上の重症喘息に適応はあるものの、重症アトピー性皮膚炎に対する保険適応はありません。 ■ とはいえ、デュピルマブが今後、小児にも適応が... 2021年5月9日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) スギ花粉とダニの舌下免疫療法を、どちらを先に実施しても、同時に実施しても、副作用も効果も同等である ダニ・スギ花粉に対する舌下免疫療法を同時に行っても、副作用は増加しないか? ■ 日本人にとっての2大吸入アレルゲンは、スギ花粉とダニといって良いでしょう。 ■ 2015年以降、そのふたつは舌下免疫療法が保険適応となり、ひろく普及してきています。 ■ 一方で、『順番はどちらが先でもいいのか』『同時にしてもいいのか』、『時... 2021年5月8日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 経口JAK阻害薬バリシチニブ(製品名オルミエント)は、中等症以上のアトピー性皮膚炎に有効である(BREEZE-AD5試験) 成人のアトピー性皮膚炎に対し、JAK経口薬であるバリシチニブ(オルミエント)に保険適応がおりました。 ■ アトピー性皮膚炎に対し、生物学的製剤であるデュピルマブ(デュピクセント)の有効性が報告されており、保険適応されてきています。 ■ 高価である点、もちろん軽症には投与できない点など注意点もありますが、もう一方で注射薬... 2021年5月4日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 英国における食物によるアナフィラキシーは増加しており、厳しいアナフィラキシーの要因として乳が増えている アナフィラキシーの増加が、世界的な問題となっています。 ■ アレルギー反応の中でも強いアレルギーであるアナフィラキシーの増加が、世界的に問題となっています。 ■ そして最近、英国におけるアナフィラキシーの大規模研究結果が報告されています。 ■ 原因としてはナッツ類が多くなっているのですが、とくに学童期では乳による重篤な... 2021年5月3日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ペプチドミルク(Eあかちゃん)は、加水分解乳(MA-mi)よりも、乳アレルギーを耐性させやすいかもしれない 乳アレルギーは、年齢が長じるまで持続しナッツと同様に重篤な経過をとることが増え、しかも治療に難渋する食物アレルギーと指摘されるようになっています。 ■ 乳アレルギーは、世界的に問題となっています。 ■ 重篤なアナフィラキシーに関しナッツ類に目が行きがちですが、現在、年齢が長じるまで持続する乳アレルギーが増え、亡くなる可... 2021年4月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) サルブタモール(ベネトリン)吸入で、食物負荷試験時の腹痛が改善する? 食物負荷試験時の腹痛が、気管支拡張薬で改善する? ■ 食物負荷試験時におこった呼吸器症状には気管支拡張薬が用いられます。 ■ しかし、気管支拡張薬が負荷試験時の『消化器症状』にも有効かもしれないという後ろ向き研究が、JACI in practiceに発表されていました。 ■ 本文が読めなかったので(後日また読めるように... 2021年4月27日 pedallergy2016
感染症(治療) ブデソニド吸入薬(商品名パルミコート)の早期吸入開始が、新型コロナの増悪をへらすかもしれない(STOIC試験) 吸入ステロイド薬の早期開始が、COVID-19(新型コロナ感染症)の増悪をへらすかどうかは、十分な結論にない。 ■ 新型コロナの流行早期に、シクレソニド(商品名オルベスコ)が悪化を防ぐのに有効ではないかという提言があり、その後日本でランダム化比較試験が行われました。 ■ 結果は、『肺炎増悪率は、シクレソニド吸入剤投与群... 2021年4月25日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 中国製の新型コロナワクチンの現状は? 中国製ワクチンの現状は? ■ 最近、中国製の新型コロナワクチンの有効性が50%と低いのではないかと報道されました。 中国ワクチン、有効率わずか50% 南米に動揺と失望が広がる ■ どの国でという考え方に縛られる必要性はないのですが、中国製ワクチンに関しては日本語での情報が少ないようです。 ■ そこで、最近の中国製ワクチ... 2021年4月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 離乳食早期導入により、ナッツ類の気道吸引事故が増えているかもしれない 離乳食早期導入は普及しているものの、ナッツ類の導入にはリスクにも留意する必要がある。 ■ ピーナッツアレルギーの発症予防を確立したLEAP試験以降、『離乳食早期導入』が注目されるようになりました。 ■ たとえば、オーストラリアでは1歳までのピーナッツの導入率は約9割に達したという報告もあります。 ■ 離乳食早期導入は食... 2021年4月19日 pedallergy2016
感染症(予防接種) アストラゼネカ製の新型コロナワクチンの血栓は、どんな機序で起こるのか? アストラゼネカ製ワクチンは、なぜ血栓を起こすケースがあるのか? ■ 頻度はきわめて低いことも判明しているものの、アストラゼネカ社製のワクチンが血栓をおこす可能性が指摘されています。 ワクチン後の血栓症、原因は? 薬の副作用に類似と報告 ■ 実際、最近になってMHRAはアストラゼネカ社製のワクチンに血栓がきわめて低い確率... 2021年4月18日 pedallergy2016
小児科(総合) 体位性頻脈症候群(起立性調節障害の一病型)の危険因子はなにか? 体位性頻脈症候群(POTS)は起立性調節障害の中でも多く、リスク因子を意識することは重要です。 ■ 起立性調節障害は、きわめて多い疾患でこれから気温が高くなってくるとさらに発症する子どもが増えてきます。 ■ 起立直後性低血圧、体位性頻脈症候群、神経調節性失神、遷延性起立性低血圧といったタイプに分けられ、体位性頻脈症候群... 2021年4月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防研究(BEEPとPreventADALL)が予防に失敗した理由は? 保湿剤によるアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、どのように考えていけばいいのか? ■ 新生児期からのアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、過去いくつかの試験が行われ、予防的な効果があるのではないかと考えられています。 ■ 一方でこのテーマに関し、2020年になって大規模ランダム化比較試験としてBEEP試験やPreventA... 2021年4月12日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 感作が強くなると、感作そのもので皮膚のバリア機能を下げてしまうかもしれない 感作が強くなると、皮膚のバリア機能を直接下げる可能性がある? ■ 感作をされるということは、IgE抗体価があがるということです。 ■ アトピー性皮膚炎が悪化すると、『経皮感作』を通して感作も進むことは多くの研究で明らかになっており、重要な視点です。 ■ では、感作が強くなると、アトピー性皮膚炎を悪化させるのでしょうか?... 2021年4月11日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ゴマに対するアナフィラキシーの診断には、Prick to Prickテストが有用かもしれない ゴマアレルギーに関し、負荷試験前にどのように鑑別をするのかが悩ましい状況です。 ■ ゴマアレルギーの診断は、なかなか難しいものです。 ■ ゴマ特異的IgE抗体価のカットオフ値が7.97kU/Lで感度83.3%、特異度48.2%という報告があり、特に特異度が低いのです。 ■ そして、Ses i 1というコンポーネント検査... 2021年4月9日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 農場での環境曝露はアトピー性皮膚炎の発症リスクを低減するが、軽微な曝露ではリスクを低減しない 『衛生仮説』は、アレルギー疾患の発症リスクを説明する仮説のひとつだが、簡単にまとめることは難しい。 ■ 『衛生仮説』に関しては、これまでのいくつかの報告をご紹介してきましたし、以前、Yahoo個人でもまとめています。 清潔だとアレルギーになりやすい?「インハンド」に登場の「衛生仮説」とは ■ その記事では、「動物園に... 2021年4月8日 pedallergy2016