食物アレルギー(病因) 乳児期の低レベルの食物感作は、その後の食物アレルギーや湿疹の発症を予想するかもしれない 乳児期の特異的IgE抗体価「0.1-0.34kU/L」に、臨床的意義があるか? ■ 以前は、特異的IgE抗体価は0.34kU/L以下が測定限界になっており、「クラス0=陰性」と評価されていました。 ■ いつからだったか、0.1-0.34kU/Lが測定値として表示できるようになり、「クラス0」ではあるのですが、個人的には... 2019年6月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 経口免疫療法食物アレルギー ピーナッツ経口免疫療法は、効果はあるもののリスクも高くなる:メタアナリシス 食物経口免疫療法は、そのリスクのために標準療法にはなり得ていません。 ■ 食物経口免疫療法が試み始められて10年以上が経過していますが、いまだ標準療法になりえていません。 ■ それは、リスクが存在するに他なりませんが、現状では、そのリスクに対しどのような評価が下されているでしょう。 ■ 最近、Lancetにピーナッツに... 2019年6月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎は、自殺のリスクと関連しているかもしれない アトピー性皮膚炎は、生活の質を大きく下げる。 ■ アトピー性皮膚炎は生活の質を大きく下げます。そして、アトピー性皮膚炎とうつ傾向との関連も報告されるようになってきました。 ■ 今回、アトピー性皮膚炎と自殺の関連の関連を示したシステマティックレビューをご紹介しますが、これはアトピー性皮膚炎が生活の質への影響を強く及ぼして... 2019年6月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎心血管疾患 アトピー性皮膚炎の重症度が高くなると、心血管疾患が増加する? アトピー性皮膚炎と心血管疾患は関連する? ■ アトピー性皮膚炎の重症度が、他のアレルギー疾患の発症リスクを増加させることは広く知られるようになりました。 ■ 一方で、アトピー性皮膚炎が心血管疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全、脳卒中など)のリスクを上げるかもしれないという報告がなされてきています。 ■ そのテーマのシステマ... 2019年6月2日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎除去食 除去食は、アトピー性皮膚炎の治療に有用か? アトピー性皮膚炎そのものに対する除去食は有効か? ■ 「即時型」アレルギー反応による食物アレルギーに対し、食物除去は標準的な治療です(「必要最小限の除去」を目指す必要性はあります)。 ■ 一方、乳幼児期のアトピー性皮膚炎そのものの治療に、除去食が行われるケースがあります。 ■ 私は、その除去に関して否定するつもりはあり... 2019年6月1日 pedallergy2016
気管支喘息(予防) 環境整備気管支喘息 環境要因は、小児の喘息発症に影響するか? 環境要因と、小児期の喘息発症。そのシステマティックレビュー。 ■ 環境要因と小児期の喘息発症に関し、まだまだ十分わかっていないことが多いです。 ■ 個人的には、環境要因の問題は受動喫煙は明らかと思いますが、ダニや真菌などに関してはまだまだ十分にわかっていない部分が多いと考えています(環境整備が意味がないという意味ではな... 2019年5月30日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) プロトピックタクロリムス 飲酒中は、プロトピック外用薬により目の周りの発赤が誘発されやすいかもしれない プロトピック外用薬は、特定の条件で紅斑が再燃することがある。 ■ プロトピック外用薬は、ステロイド外用薬と異なり皮膚の菲薄化という副作用がないために、眼瞼周囲にも使いやすい薬剤です。 ■ 私は小児科医ですので、経験がなかったのですが、飲酒中に目の周囲にプロトピック外用をすると、紅斑が出現しやすいのだそうです。 ■ その... 2019年5月28日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 気管支喘息 吸入ステロイド薬は、喀痰中好酸球低値の軽症患者には有効性が低い 吸入ステロイド薬は、喘息に対し極めて有効なコントローラーですが、、 ■ 吸入ステロイド薬は、現在の喘息治療における主役の位置を占めています。そして、ここ20年の普及により、喘息による死亡を大きく減らしたことも間違いありません。 ■ 一方で、喘息はフェノタイプがさまざまあり、薬剤に対する反応性に差があることもわかっていま... 2019年5月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) インスタ食物アレルゲンInstagram インスタまとめ:「食物アレルゲンの基礎知識」シリーズ インスタの食物アレルゲンシリーズ。 ■ 食物アレルギーは決して少なくなく、乳児が約10%、3歳児が約5%という報告があります(Ebisawa M, et al. J Allergy Clin Immunol 2010; 125: AB215.)。 ■ そして、低年齢では鶏卵・牛乳・小麦がとても多く、年齢が高い場合は魚が... 2019年5月26日 pedallergy2016
気管支喘息(予後) 気管支喘息 小児期の喘息が成人するまでに寛解する予測因子はなにか? 子どもの時点での喘息が、将来的に寛解するか? ■ 「大きくなると喘息が改善する」というのは重症度に関連することが多いことがわかっています。 ■ さらに最近は、小児期から「呼吸機能がすでに低くなっている場合」は、成人まで引っ張りやすいのではないかという報告が増えているようです。 この論文でわかったことを、ざっくりまと... 2019年5月24日 pedallergy2016
アレルギー一般(検査) 感作率 日本の成人のスギやダニに対する感作率はどれくらいか? ちょうど外来においでになる保護者さんくらいの方のスギやダニの感作率に関する報告。 ■ 以前、東京都にある大学の新入学生で実施されたダニに対する感作率9割というデータがあり、しばらくはそのデータをよく使用してきました。 ■ 最近、きちんとした全国調査結果がでたので、このデータを使用するようになりました。 ■ ちょうど外来... 2019年5月23日 pedallergy2016
気管支喘息(診断) PARS 喘息予測インデックスより有用? 小児喘息リスクスコア PARSの初報告 乳児期の喘鳴が、その先の「本当の喘息」に移行するかを予測することは難しい。 ■ 乳児期の喘鳴は、必ずしも年長児まで持続しませんが、その予測は決して簡単ではありません。 ■ 喘息予測インデックス(Asthma Predictive Index; API)は広く使用されていますが、なかなか予測が難しいことも確かです。 喘息... 2019年5月21日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) 気管支喘息 幼児期に発症したアトピー性皮膚炎は、その後喘息をより発症するリスクを上げる アトピー性皮膚炎が、その後のアトピーマーチに関連するという報告が増えています。 ■ アトピー性皮膚炎が必ずしもその後喘息を発症するとは限りませんが、アトピー性皮膚炎の持続が喘息発症のリスクを上げることは確かなようです。 ■ そのテーマの報告は、最近相当に増えてきました。それは、乳児期ではなく学童期であってもそのようです... 2019年5月20日 pedallergy2016
アレルギー一般(治療) ネコアレルギー ネコを低アレルゲン化するワクチン? ペットに対するアレルギーに対応する有効な方法は、現状ではないといえる。しかし、いくつか研究中の方法がある。 ■ ペットアレルギーへの対応は難しく、基本的に回避しか方法はないのが現状です。 ■ 特殊な免疫療法として「リンパ節に対しネコ抗原を投与する」という免疫療法が開発されていますが、まだまだ実用化は先のようです(Jou... 2019年5月19日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止め虫除けディート 虫除け(ディート)と日焼け止めを同時に使用したら、吸収率に差が出るか? 「日焼けどめと虫よけの同時使用」に関する質問が増える時期です。 ■ 私は小児科医ですので皮膚科専門医ほど日焼け止めに詳しくはありませんが、この時期は「日焼け止め」と「虫よけ」に関して質問を受ける機会が増えますので、少しずつ知識のUPDATEを心がけています。 ■ 今回は、虫除けとして世界的によく使用される「DEET(デ... 2019年5月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎デュピクセントデュピルマブ デュピルマブ(デュピクセント)は、重篤な感染症を減らすかもしれない デュピルマブは、重症アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤です。 ■ デュピルマブ(デュピクセント)は重症アトピー性皮膚炎に対し使用されるようになってきている生物学的製剤です(小児アトピー性皮膚炎には適応はまだありません)。 ■ 有効性が期待されていますが、重篤な結膜炎や、作用機序から潜在的に感染症の懸念もあります。 ■... 2019年5月17日 pedallergy2016