アトピー性皮膚炎の記事一覧
新生児期から保湿剤を塗布することは、皮膚のバリア機能を改善させアトピー性皮膚炎を予防することが報告されています。では、保湿剤代わりにオイルを塗布するとどうでしょう? ■ 新生児期からの保湿剤の定期塗布がアトピー性皮膚炎や皮膚トラブルをへらすことが報告されています。 ■ しかし、「何を塗るか?」に関してはまだ明らかになっ...
ステロイド外用薬に対する忌避は、治療失敗に繋がる可能性が高くなります。 ■ ステロイド嫌い(忌避)は一般的な状況です。先日ご紹介した報告でも、イタリアでも8割を超えるという結果でした。 ■ そこでも書きましたが、この理由のひとつは医療者側にもあると私は考えています。 ■ しかし、皮膚の炎症は、それ自体が皮膚のバリア機能...
乳児期のアトピー性皮膚炎が、その後の喘息発症リスクになるという報告。アトピーマーチに関連しています。 ■ アトピー性皮膚炎が、経皮感作を通して他のアレルギー疾患を増やすという報告は、最近とても増えて来ています。 ■ やや古い報告ですが、まだ経皮感作が一般的でない時代から、アトピー性皮膚炎が喘息のリスクになるというシステ...
手湿疹はアトピー性皮膚炎への合併が多く、治療も簡単ではない場合があります。 ■ 手湿疹は、アトピー性皮膚炎に合併しやすい病態です。 ■ 治療はステロイド外用薬や保湿剤で対応することが多いのですが、個人的にはプロトピックを使用することも多いです(実際には、色々工夫しています)。 ■ 今回はプロトピックを使用した手湿疹の報...
様々な食品が、アレルギー疾患の予防に有効かもしれないという報告がありますが、今回はチーズ。...
皮膚バリア機能に関連するフィラグリン遺伝子変異はアトピー性皮膚炎の発症・増悪因子です。しかし、緯度が高い地域からの報告が多いです。...
皮膚バリア低下は、アトピー性皮膚炎の発症・増悪の原因ですが、そのバリア機能を上げる物質の報告をご紹介します。 ■ 皮膚バリアの低下がアトピー性皮膚炎の発症や増悪因子になることに関し、いくつかの研究結果をご紹介してきました。 ■ また、フィラグリンという皮膚バリアに関連する蛋白質の異常が、アトピー性皮膚炎の発症・増悪因子...
アトピー性皮膚炎があると皮膚のバリア機能がさがり、皮膚から取り込まれる物質量も増えます。 ■ 500ダルトンルールという法則があります。 ■ ダルトンというのは、「分子量」を表す大きさです。例えば、食物アレルゲンは数万ダルトンが普通です。すなわち、500ダルトンというのは食物アレルゲンよりもずっと小さい大きさになります...
環境整備がアレルギー疾患の治療に有効かを示した報告は「効果あり」と「効果なし」に分かれ、結論がでているとは言えません。今回は古い報告ですが、ランダム化比較試験で検討した報告をご紹介します。...
アトピー性皮膚炎に対する有効性が期待されている生物学的製剤のひとつであるネモリズマブ。長期投与試験の結果が発表されました。...
Kramer U, et al. Seasonality in symptom severity influenced by temperature or grass pollen: results of a panel study in children with eczema. The Journal of inv...
アトピー性皮膚炎に手湿疹を合併しやすいか? ■ アトピー性皮膚炎のお子さんを診療していると、手湿疹の合併を多くみます。では、アトピー性皮膚炎に手湿疹を併発するリスクはどれくらいでしょう? ■ 成人ですが、メタアナリシスを見つけましたのでご紹介いたします。 Ruff S, et al. The association...
アトピー性皮膚炎患者さんは目を良くこするため、その物理的刺激で白内障がおこる可能性が指摘されています。その頻度を検討した報告。...
アトピー性皮膚炎に入浴剤は有効かを検討した大規模ランダム化比較試験をご紹介します。...
一言でアトピー性皮膚炎といっても、いろんな経過をとることがわかっています。 ■ アトピー性皮膚炎は多様な経過をとり得る疾患です。以前ご紹介した検討では、4種類のフェノタイプに分類されていました。 ■ 今回ご紹介するのは、異なる地域で実施された二つの大規模コホート研究に関して同様の手法で検討すると、それぞれ6種類の同じよ...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
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