インフルエンザワクチンは、もしインフルエンザに罹患しても高熱の頻度を減らす

インフルエンザワクチンを実施してもインフルエンザに罹った場合、『高熱』も予防するか?

■ 『インフルエンザワクチンを行うと、重症化が減る』とは、よく言われていることです。

■ ここで言う重症化とは、入院や死亡を減らすかが焦点です。

■ では、高熱の頻度などはどうでしょうか?

■ 普段の診療ではインフルエンザワクチンが高熱を出にくくするような印象はないのですが、大規模ランダム化比較試験で行われた二次解析の結果がありましたのでご紹介いたします。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

5シーズンにわたって13ヶ国で実施された、不活化四価インフルエンザワクチン(IIV4)のランダム化比較試験に参加した12018人に関し、インフルエンザの臨床症状を評価したところ、

 ✅ ワクチンをしていても感染した小児において、39℃を超える発熱の頻度はIIV4接種群は対照群より46%少なかった [粗オッズ比:0.54(95%信頼区間:0.39−0.75)]。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう