アトピー性皮膚炎治療における生物学的製剤。食物アレルギー応用も? ■ デュピルマブは、最近、生後6ヶ月の乳児の重症アトピー性皮膚炎に使用可能になった、生物学的製剤です。 ■ 高価でもあり、しかも注射製剤ですので、全員に使用できるというわけではありません。 ■ 一方で、生物学的製剤を食物アレルギーの治療に活用しようとする...
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治療の難しい牛乳アレルギー。経皮免疫療法ViaskinのフェーズI/II試験の結果。 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーですが、世界的にも多い食物アレルギーです。 ■ 多くは自然寛解するとされていますが、年齢が高くなるまで持ち越すことも少なくなく、アナフィラキシーの大きな原因食物とされています。 さらに、...
食物アレルギーに対する経口免疫療法の有効性と安全性を高める研究がすすんでいます。 ■ 食物アレルギーは、先進国で増えています。 ■ 日本では、鶏卵、牛乳、小麦、種子類(ナッツ類)、ピーナッツなどが主な原因ですが、世界では特に、ピーナッツが問題となっています。 ■ そしてピーナッツや木の実類アレルギーは治りにくいとされて...
離乳食の早期開始が食物アレルギー予防に効果がある。世界の指針は変わってきたか? ■ 小児の食物アレルギーは近年増えています。 ■ そのため、アレルギーとして多い卵やピーナッツなどの食品を早い段階で取り入れることが、アレルギーを防ぐのに役立つ可能性が高いという知見がふえ、生後4~6カ月にこれらの食品を食べさせ始めることを...
生後6ヶ月から使用できるようになったデュピルマブは、子どものアトピー性皮膚炎に有効かつ、感染リスク減少に効果があるかもしれない ■ アトピー性皮膚炎は、小児で発症することが多い病気です。 ■ アトピー性皮膚炎があると、さまざまな皮膚の感染症を発症しやすくなり、黄色ブドウ球菌やヘルペスなどが原因になることが多いです。 ■...
世界的に増加中、牛乳アレルギーによるリスク ■ 牛乳アレルギーは、日本だけでなく、海外でも増えており、とくに重症のアナフィラキシーの原因としてナッツよりも増えているのではという報告もあります。 ■ 先進国における1歳児の牛乳アレルギーの有病率、つまりこの年齢でアレルギーを持っている子どもの割合は0.5%から3%と報告さ...
新生児の初めての沐浴は、早いほうが良い?遅い方が良い? ■ 新生児の沐浴は、科学的なエビデンスよりも文化的な背景に基づいていることが多いとされています。 ■ 様々な沐浴方法がありますが、新生児の初めての沐浴は出生後24時間以上経ってからにすることが世界保健機関(WHO)も推奨しています。 ■ そのほうが、赤ちゃんの体温...
デュピルマブは喘息・アレルギー性鼻炎にも効果的。では、内服JAK阻害薬は? ■ アトピー性皮膚炎の全身治療薬が増えてきていて、とくにデュピルマブは喘息やアレルギー性鼻炎にも有意な効果があることが示されています。 ■ しかし、内服JAK阻害薬が、喘息やアレルギー性鼻炎に有効かどうかのデータは不足していました。 ■ そして...
SNSと医学情報。光と影。 ■ SNSは情報を共有する方法を大きく変えました。 ■ 最近、SNSは大きな変容をしてきてはいますが、医療において、患者が情報を探したり、医師との関係を築いたりする大切なツールともいえるでしょう。 ■ SNSは便利な面もありますが、間違った情報が広がりやすくなるという問題もかかえています。 ...
日本で2番目に多い牛乳アレルギー、低アレルゲンミルクの適用は? ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多い食物アレルギーで、全体に2位に位置づけられています。 ■ とくに、初発する時期が1歳未満で発症することがおおく、栄養面での問題も起こします。 ■ 牛乳アレルギーは大きく分けると、IgE抗体が関係するものと、そうでない非依存...
物理性蕁麻疹の一種、寒冷蕁麻疹とは? ■ 寒冷蕁麻疹は、『物理性蕁麻疹』、すなわち、様々な刺激でおこる蕁麻疹のうちの一つです。 ■ ありふれた物理的な刺激のひとつが『寒さや冷たさ』ということです。 ■ 発症するメカニズムは十分にわかっていませんが、蕁麻疹だけでなく、発熱、腹痛など、そして強いアレルギー症状であるアナフィ...
乳幼児期の診断とダニアレルギーの関連が注目されています。 ■喘息は子どもに多い長引く病気す。 ■東京の3歳時調査をみると、近年やや減少しつつありますが、それでも少なくありません。 ■そしてドイツの報告では、最近20年で患者が増えているそうです。 Weber A, Herr C, Hendrowarsito L, et ...
デュピルマブを含む新治療法の登場と小児アトピー性皮膚炎の進展 ■ アトピー性皮膚炎は、そもそも小児に発症することが多い病気です。 ■ 特に6ヶ月から5歳の子どもの中で、約12%がアトピー性皮膚炎であったという報告もあります。 Silverberg JI, Barbarot S, Gadkari A, et al. At...
水分摂取習慣があると、角層水分量も増えるのか? ■ 角層には皮膚を健康に保つために水分が保持されています。角層のタンパク質は、お互いに強く接着されていて、水分が肌から逃げ出さないように守っているのです。 ■ すなわち、皮膚水分量で、皮膚の健康度、バリア機能を推測することができるわけですが、コルネオメトリーというセンサー...
舌下免疫療法(SLIT)の安全性と有効性:舌下以外の代替ルートはある? ■ 舌下免疫療法(SLIT)は、広く実施されるようになりました。 ■ しかし、開始時の口腔内の症状(刺激感、かゆみ)を中心とした副作用をおこすことがあります。 ■ 最近、日本における4年間の市販後調査による分析結果があり、ダニ舌下錠剤の有害事象のほ...
牛乳アレルギーの子どもにおける成長と栄養状態の問題点 ■ 牛乳アレルギーは、日本でも多いアレルギーです。 ■ 一方で、牛乳アレルギーのある子どもに関する研究で、成長率が悪化したり、骨密度が低下するという報告があります。 ■ 微量栄養素の摂取に関しても、摂取量がすくなくなるようです。 ■ バラエティが乏しくなりがちである...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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