アレルゲン免疫療法は、さまざまなルートが想定されており、舌下免疫療法もそのうちのひとつ。 ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも少なくはなく、アナフィラキシーを起こすこともあります。 ■ そして、経口免疫療法をはじめ、さまざまなルートが想定されています。 ■ そのようななか、最近、1歳から4歳の児に対するピーナッツ舌下免...
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アトピー性皮膚炎の重症度が食物アレルギーや気管支喘息のリスクを高める ■ アトピー性皮膚炎のお子さんが病院を受診された初診時に、皮膚の状態を見て、この子はかなりの感作状態にあると予測しながら検査をすすめることがあります。 ■ そこで、今回考えているテーマに近い論文が、IAAIという医学雑誌に掲載されていましたので共有さ...
アトピー性皮膚炎とアトピー(アレルギー)マーチ: デュピルマブが進行を防ぐ? ■ アトピー(アレルギー)マーチは、多くの場合、アトピー性皮膚炎が起点となっていると考えられています。 ■ IL4/13をブロックするデュピルマブにより、成人におけるアトピーマーチの進行リスクを減らす効果があるかもしれないという報告があり、共...
円形脱毛症治療におけるJAK阻害薬の進展。 ■いままで円形脱毛症の治療選択肢は限られており、ステロイドと免疫抑制薬が一般的な治療選択肢になっていました。 ■ JAK阻害薬はアトピー性皮膚炎にも使用され、アトピー性皮膚炎と円形脱毛症が関連することからも、関連する疾患と考えられています。 ■ JAK1とJAK3はヤヌスキナ...
TARC検査の重要性:アトピー性皮膚炎の評価と最新の研究 ■ TARC値は、日本では約15年前から保険適用となり、アトピー性皮膚炎の重症度や経過を見るための検査として広く行われています。 ■ ただし、タルクの値は年齢が低いと自然に高くなる傾向があり、乳児に関してのデータはまだ不足しています。 ■ その点に関して、トルコ...
経皮水分蒸散量(TEWL)が食物負荷試験時の予測因子になる? ■ 食物アレルギーの診断には、実際に食べてみる経口食物負荷試験がゴールドスタンダードです。しかし、この方法にはリスクと労力が伴います。 ■ 一方で、皮膚からの水分蒸発量を示す「経皮水分蒸散量(TEWL)」という指標があり、これを用いて皮膚のバリア機能を測定す...
出産後の母親の卵摂取は、乳児の卵アレルギー予防に影響するか? ■ 卵アレルギーは、日本で最も一般的な食物アレルギーです。 ■ 生後3ヶ月あるいは6ヶ月からの卵の早期摂取が、卵アレルギーの予防に効果的であるとの報告があります。 ■ 母乳には、母親が摂取した食物の一部が分泌されることが知られています。 ■ では、出産後5日...
食物アレルギーの経口免疫療法、成功したとして、いつまで続ければ安定するのか? ■ 食物アレルギーに対し、標準的とはいえないものの広く行われている治療法は『経口免疫療法』でしょう。 ■ 経口免疫療法の問題点のひとつに、食べられるようになっても継続して摂取しなければならないことが挙げられます。 ■ 研究的には、耐性を判断す...
生後6ヶ月からデュピルマブ(商品名デュピクセント)が使用可能になりました(注意点もあります)。 ■ 子どものアトピー性皮膚炎は、2歳までに多くが発症します。 ■ 外用薬は、2021年にデルゴシチニブ軟膏、2022年にジファミラスト軟膏が保険適用になり、急速に改善してきました。 ■ しかし、乳幼児期の全身治療法は限られて...
アトピー性皮膚炎のかゆみを改善させる物質はあるのか? ■ アトピー性皮膚炎は、かゆみにより大きく生活の質をさげる疾患です。 ■ 2019年に、小児における難治性のかゆみに関するレビューを専門誌に書いたことがあります。 ■ しかし、『これがすごくよく効く』というような方法が、十分提示できなかった覚えがあります。 ▷堀向 ...
牛乳アレルギーのある乳児に、低アレルゲンミルクを導入することは、治療と成長の改善、ふたつの利点がある。 ■ 低アレルゲンミルクが、牛乳アレルギーの治療に有効ではないかという報告は、10年ほどまえから報告されていました。 ■ そしてメキシコの施設から、低アレルゲンミルクを早期に開始することで、牛乳アレルギーの治療や成長の...
秋に生まれた子どもたちは、アレルギー疾患を発症する可能性が高い? ■ 乳児のアトピー性皮膚炎の発症について、出生季節との関連性が指摘されています。 ■ 最近のメタアナリシスでも、北半球において、秋生まれや冬生まれの子どもたちとアトピー性皮膚炎の発症との間には、正の有意な関連性が認められています(Calov M, Ali...
経皮感作だけでなく、『経気道』感作も起こりうる? ■「経皮感作」という言葉は、多くの人に知られるようになりました。 ■ しかし、感作のルートとして、他にも『気道』が考えられます。 ■ 最近のマウスを使った実験では、ピーナッツを経気道で吸入させると、場合によっては1回の摂取だけでピーナッツアレルギーを引き起こす可能性があ...
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のリスクとなりますが、そのアレルゲン感作はいつ頃に起こる? ■ 乳児期にアレルゲンに感作されると、それが後のアレルギー疾患のリスクとなります。 ■ では、アトピー性皮膚炎の発症時期やその重症度が、後のアレルギー疾患の発症とどのように関連しているのでしょうか? Wärnberg Gerd...
ピーナッツアレルギーに対する経皮免疫療法(EPIT)の検討が進み、どのような活用をしていくかが模索されている。 ■食物アレルギーに対するアレルゲン免疫療法として、経口免疫療法(OIT)、舌下免疫療法(SLIT)、経皮免疫療法(EPIT)などが考えられています。 ■そのうち、経皮免疫療法(EPIT)は、皮膚に特殊なシー...
離乳食早期開始は、いつからが『早期』か? ■ 離乳食の早期開始による食物アレルギーの発症予防は、多くの場面で取り上げられるようになりました。 ■ しかし、早期開始とはいつからが早期なのかが焦点になることがあります。 ■ 最近、Pediatric Allergy and Immunology誌において、このテーマに関する...
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◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
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