食物アレルギー(治療) 卵白に含まれる耐熱性蛋白質オボムコイドは、小麦と混ぜて十分加熱するとアレルゲン性が大きく下がる 卵のアレルゲン性、特に耐熱性の蛋白であるオボムコイドは小麦と練り合わせて加熱をするとアレルゲン性が下がることが知られている。 ■ 卵のアレルゲン性は、加熱により大きく下がることがよく知られていますが、オボムコイドという蛋白質は加熱のみでは十分アレルゲン性を下げにくいことがわかっています。 ■ 多くのアレルギー専門医は、... 2021年1月13日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 保湿剤は、大きな容器の方が小さなチューブよりも多く塗るようになる 保湿剤のアドヒアランスは、課題のひとつといえます。 ■ 劇場というセッティングで、ポップコーンの容器を大きいものと小さいものを提供すると、大きい容器の方が6割たくさん食べたという報告があるそうです(Wansink B, Park S. At the movies: how external cues and perce... 2021年1月11日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 冬季のアトピー性皮膚炎の管理に石鹸洗浄は必要か? アトピー性皮膚炎に対し、石鹸洗浄をするか、しないか? ■ アトピー性皮膚炎に関し、石鹸を使うか使わないかに関する論争はよく見られます。 ■ 個人的には、個々の患者さんで異なるというテーマであり、『どちらかにしないと』ということ自体に無理があると思っています。 ■ 最近、秋から冬にかけてのアトピー性皮膚炎のスキンケアにた... 2021年1月10日 pedallergy2016
感染症(治療) A群溶連菌による咽頭炎に対する治療は、短期でも問題ないか? A群溶連菌による咽頭炎に対する治療は、短期でも問題はないか? ■ A群溶連菌に対する治療はペニシリンの内服の10日間が標準です。 ■ しかしペニシリンの長期内服は、薬剤の”内服量”や味の問題もありアドヒアランスの問題もでてくるためか、セフェム系抗菌薬の処方をよく見かけます。 ■ 確かに有効性の面からは差がみられないのか... 2021年1月8日 pedallergy2016
感染症(治療) 溶連菌の保菌状態に、どのように対応するか? A群溶連菌の保菌状態に、どのように対応する? ■ 溶連菌の保菌状態に対する対応は、意見がわかれるところです。 ■ 除菌をするという考え方もありますし、あえてしなくても良いのではという方向性もあります。 ■ そこで、A群溶連菌の保菌に対する報告をさがしているうちに、今回のレビューにたどり着きました。 ■ いつもは抄録に... 2021年1月6日 pedallergy2016
感染症(診断) 溶連菌診療におけるCentorスコアは、大規模に調査するとどれくらい再現性があるか? Centorクライテリアは、大規模に確認するとどれくらいの再現性があるか? ■ Centorクライテリアは、小児科医では知らない人はいないくらい有名でしょう。 ■ 溶連菌の症状診断をスコア化したもので、38.5度以上の発熱(+1)、咳嗽なし(+1)、前頸部リンパ節腫脹(+1)、扁桃の白苔や浸出液(+1)で0~4で表され... 2021年1月4日 pedallergy2016
感染症(診断) A群溶連菌の保菌率はどれくらいか? 溶連菌は、小児の『咽頭痛をおこす菌』として多い原因だが、保菌も少なくない。 ■ A群溶連菌(Group A Streptococcus; GAS)は、『咽頭炎』を起こす菌としてはもっともポピュラーで、咽頭痛のある児の原因の15~30%程度を占めるとされています。 ■ しかし、GASは『保菌(症状がないけれども検出される... 2021年1月3日 pedallergy2016
夜尿症 夜尿症の治療薬デスモプレシン(商品名ミニリンメルト)は、漸減した方が再燃が少ないかもしれない 夜尿症の治療薬デスモプレシンは、使いやすく有効性が高いものの、再発率が高いことが問題点になっています。 ■ 夜尿症はすくなくない子どもの慢性疾患の一つです。 ■ 経過観察も一つの方法ですが、治療をおこなった方がはやく安定することもあり、現在は治療を考慮することが多いです。 ■ 初期療法は抗利尿ホルモン(デスモプレシン)... 2021年1月2日 pedallergy2016
感染症(病因) 学校における子どもの集団生活は、新型コロナの感染拡大リスクにどれくらい関与しているか? 新型コロナの感染拡大に、小児はどれくらいの役割を果たしているのか? ■ 新型コロナが子どもたちの生活を脅かしており、集団生活に関してどのように考えていくかは、小児科医としての関心事のひとつです。 ■ もちろん、感染リスクがゼロとは思えませんし、実際に子どもから成人への感染を示した報告もあります(Clin Infect ... 2020年12月30日 pedallergy2016
感染症(治療) プソイドエフェドリンは、小児の鼻閉に短期的な効果があるかもしれない プソイドエフェドリンは、OTC(店頭で入手できる薬)に含まれることがある、鼻閉に対する成分。 ■ 『プソイドエフェドリン塩酸塩』は、OTCの風邪薬で広く使用されている鼻閉に対する成分です。 ■ FDAは、米国でOTC販売されている咳・風邪薬が12歳未満の小児を対象とした臨床試験を実施するよう勧告しているのだそうです。 ... 2020年12月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 小麦を離乳食に早期に導入すると、セリアック病の発症が減るかもしれない 小麦の離乳食早期導入が小麦アレルギーを予防するかどうかのデータは十分でないものの、『セリアック病』の予防効果が示唆されてきている。 ■ 離乳食の早期導入による食物アレルギーの発症予防に関しては、さまざまな研究結果が蓄積されてきています。 ■ 現状では、小麦の早期導入に関しての研究結果は乏しく結果はでていません。 ■ 一... 2020年12月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) エアコンの冷気は、アトピー性皮膚炎児の皮膚に影響するか? 『冷気』が、アトピー性皮膚炎の子どもの皮膚にどのように影響するか? ■ 完全に季節外れですが、『冷気がアトピー性皮膚炎にいいかどうか』のテーマで論文を探していると、こんな文献をみつけました。 ■ エアコンの冷気が、アトピー性皮膚炎の児にどのように影響するか?という研究結果です。 この論文でわかったことを、ざっくりま... 2020年12月26日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 日本の年少児におけるアレルギー疾患の有症率はどれくらいか? 日本における、アレルギー疾患の有病率は? ■ 日本におけるアレルギー疾患の有病率は、ある地域で行われたものや横断研究が多く、より大規模でコホート試験などからの結果がもとめられていました。 ■ 最近になって、大規模出生コホート試験であるエコチル調査から、アレルギー疾患の有病率が報告されました。 この論文でわかったこと... 2020年12月22日 pedallergy2016
感染症(病因) 新型コロナ(SARS-CoV2)の家庭内における二次感染リスクはどれくらいか? 新型コロナにおける家庭内感染リスクは、大きなものと推定されています。 ■ 年末年始の帰省時期になろうとしています。実家の方々も、家族で出会う時期を楽しみにしている方もいらっしゃるでしょう。 ■ しかし、現在のような新型コロナの感染拡大フェーズでは、やはり感染リスクを考慮しなければなりません。 ■ 『発声しない』移動のリ... 2020年12月20日 pedallergy2016
感染症(治療) 新型コロナ(SARS-CoV2)は、インフルエンザよりも重症度が有意に高く、医療資源を多く消費する 新型コロナウイルス感染症は、季節性インフルエンザと比較して医療への負担が格段に大きい。 ■ 『なぜインフルエンザが流行しても医療は破綻しないのに、新型コロナだと破綻する話がでてくるのか?』という疑問をみかけることがあります。 ■ なぜかは明らかで、『医療に対する負担が格段に大きいから』です。 ■ 最近のBMJに、その違... 2020年12月19日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツに対する経口免疫療法が成功しても、少量の摂取継続では維持できないかもしれない(POISED試験) 経口免疫療法は、食べられるようになっても摂取を継続する必要があります。 ■ 経口免疫療法は、摂取できるようになってからも継続して摂取する必要があるという限界があります。 ■ ただ、食べられるようになっても継続して摂取するのは、けっして簡単ではなく、中断してしまう方が少なからずいらっしゃいます。 ■ では、少量で食べてい... 2020年12月18日 pedallergy2016